Londefeld
月や星の影を見下ろした世界が
触れた爪の先から朽ちていくような感覚
ルールさえも秘められた
盤
の上で
いつしか果ての果ての迷路へ彷徨い込むのなら
現実と現実の中で幻想は揺れて
戯言に膝を付く意味を奪い取っていた
探求の双翼 羽撃きの統制を目指した
その手の中で消えてゆく火種にも似た光
間違っちゃいない誰も間違ってなどいないんだ
ただ闇夜を恐れるように灯を点し続けた
度重なる予期不能なテロリズムに
屈するわけもゆかず重く法は腰を上げた
されど手枷足枷に剥製の心が
散逸する秩序を取り戻せる忌まわしき眩暈
安定と変動の隙間で
傀儡
は跳ねて
無垢な可能性の芽を消そうとしていた
俺はちらつかされていた下らないポストを
一蹴し全てから逃げ出すことを決めた
計劃された喜劇に可視化されない十字架を
0と1へは戻れない不可逆的な旅路
カラードノイズだらけの受信装置に示すんだ
現在
へ挑んだ過去の軌跡たちのその輪郭を
プロジェクトに停止命令を
下した彼らも闇を恐れているのだろう
だが副所長なんて俺には似合わないさと
せめて機材
だけはと鞄詰め込んで
研究所
を飛び出した
理解は求めやしないがどうか助けて欲しいんだ
世界連邦
が世界の全て呑み込んでしまう前に
幾百年尺度で見りゃ漣以下の足掻きでも
拍動の儘綴られる最初のエピローグ
作詞・作曲・編曲:イトマ
声:ミカー…紺葉