Londefeld



月や星の影を見下ろした世界が
触れた爪の先から朽ちていくような感覚
ルールさえも秘められた ボード の上で
いつしか果ての果ての迷路へ彷徨い込むのなら

現実と現実の中で幻想は揺れて
戯言に膝を付く意味を奪い取っていた

探求の双翼 羽撃きの統制を目指した
その手の中で消えてゆく火種にも似た光
間違っちゃいない誰も間違ってなどいないんだ
ただ闇夜を恐れるように灯を点し続けた


度重なる予期不能なテロリズムに
屈するわけもゆかず重く法は腰を上げた
されど手枷足枷に剥製の心が
散逸する秩序を取り戻せる忌まわしき眩暈

安定と変動の隙間で 傀儡ドール は跳ねて
無垢な可能性の芽を消そうとしていた
俺はちらつかされていた下らないポストを
一蹴し全てから逃げ出すことを決めた

計劃された喜劇に可視化されない十字架を
0と1へは戻れない不可逆的な旅路
カラードノイズだらけの受信装置に示すんだ
現在いま へ挑んだ過去の軌跡たちのその輪郭を


プロジェクトに停止命令を
下した彼らも闇を恐れているのだろう
だが副所長なんて俺には似合わないさと
せめて機材マシン だけはと鞄詰め込んで 研究所あそこ を飛び出した

理解は求めやしないがどうか助けて欲しいんだ
世界連邦やつら が世界の全て呑み込んでしまう前に
幾百年尺度で見りゃ漣以下の足掻きでも
拍動の儘綴られる最初のエピローグ


作詞・作曲・編曲:イトマ
声:ミカー…紺葉
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2017/3/11
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